「既婚者は結婚指輪を手にしなければ、罰せられる」という法律はありません。過去に結婚指輪をしなかったという理由で、逮捕された事例もありません。相手から「結婚指輪」を強く求められると、中々「嫌だ」とは言えないもの。結婚指輪の必要性を感じていないのなら、尚更でしょう。
結婚指輪は必要なものかどうかは、何とも答えようがありません。強引に結論をつけるのなら「夫婦で考えて決めて欲しい」です。
相手はなぜ、結婚指輪を強く望んでいるのでしょうか。色々と考えられますが、単純に「結婚をしたから」でしょう。結婚をすれば人生は大きく変わります。だからこそ指輪を手にして、心機一転をと考えているのです。
さらに、特に女性の場合、指輪に対する思いは男性の想像をはるかに超えています。小さい頃に夢見た結婚指輪が身につけられる喜びは、言葉では言い表せません。
ただ人の心は移り変わり行くものです。「何が何でも結婚指輪は欲しい」と思っていても、時が来れば「必要がない」と思うようになるでしょう。逆も然りです。「結婚指輪は必要ない」と思っていても、時が来れば「結婚指輪は必要」と考えは変わるかもしれません。人間の心は、常に一定という訳ではないのです。
慌てる必要はございません。夫婦でじっくり考えて、夫婦で結論を導いて下さい。夫婦が辿り着いた答えこそが、全てです。
気持ちとは別に、2人が置かれている環境や状況によっては、答えが大きく変わることもあります。例えば収入が少なく毎月の生活もカツカツ状態だとしましょう。そんな中で結婚指輪の出費が重なったら、生活に支障が出ます。生活に支障が出るほどの状況になっているのなら、結婚指輪は買う必要はありません。
逆に結婚指輪が必要となる場合もあります。相手以外の異性によく誘われているというのなら、結婚指輪はつけた方が良いでしょう。また結婚指輪が無ければ、親戚筋から色々と言われることもあります。指輪がないことで負担が生じるというのなら、結婚指輪は必要です。